探偵の活躍と夫との攻防

私が実家に戻っていた金曜日の夜、興信所からメールが来ました。

 

「一度自宅に戻り、着替えて家を出ました」

ああ、やっぱり出掛けたのね…。呆れた感情と悲しい感情。私は実家で親がすぐ近くにいながら、何をやっているのかなって、かなりへこんでいました。しかし、それも束の間。夫からすぐにLINEが来ました。

「実家に着いた?今から会社の飲み会です。連絡とれません」

これはまいこと会うに違いない。そして23時を過ぎたとき、興信所からメールが来ました。「まいこと駅で合流後、腰に手を伸ばして歩き、ドラッグストアで避妊具を購入。まいこの家に行った」という内容でした。思わず悲しくて胸が苦しすぎて泣きました。

 

夜0時を過ぎた頃、興信所からまたメール報告が来ました。「夫はまいこの家から出てくることはなく、部屋の電気は消えた」という内容に加えて、2人で寄り添う写真も送られてきました。これには再度泣きました。苦しくて事情を知っている学生時代の友人アイモちゃんに電話をしてしまいました。

 

アイモちゃんは話を聞いてくれて慰めてくれました。…感謝でいっぱいです。こんなにも夫が不倫相手と2人で楽しく過ごしている写真を見ることが、苦しいとは思わなかった。不倫しているという事実だけで留めておいた方がよかったのかもしれない。葛藤が激しく起きていました。結局その日は全然眠れなく、ずっと不倫のことを考えていました。

 

次の日の朝、両親は私の腫れぼったい目を見て驚いていましたが、「大丈夫、今は話せないけど、必ず説明するから待っていてほしい」と説得し、日曜日まで実家に滞在する予定でしたが、土曜日の朝に家に帰ることにしました。理由は、夫と話うため。

 

夫との対決

念のため、カイモリ先輩にも報告がてら相談をしました。カイモリ先輩のアドバイスは、ボイスレコーダーを用意すること、証拠は何を持っているかは明かさないことでした。興信所からも「調査終了メール」が届き、後日改めて連絡しますとのことでした。

 

私も夫に連絡をします。

私「話がある、家にいます」

夫「ん?もう家?買い物中です」

聞いてもいない言い訳をした夫は、40分もしないで家に帰ってきました。忘れないうちにボイスレコーダーの電源を入れて待ちました。このとき午前9時過ぎでした。

 

夫「実家じゃないの?どうしたの?なんか体調よくないの?」

私「もう気づいている。私に何か話すことはない?」

夫「…?何?分からない」
私「隠さないで。知っています。」
夫「隠すことなんてないよ?どうしたの?本当に変…」

営業職、トークには強い夫は思っていた以上に手強かった…。

私「昨日はどこにいたの?
夫「会社の飲み会でいつもの居酒屋だよ。飲み過ぎて先輩の家には泊まったよ」
私「この前の休みはどこにいたの?」
夫「え~…、確か同期と飲み会。場所までは覚えてないよ」
私「違う人といたんじゃなくて?」
夫「どうしたの?久しぶりの同期会だったよ」

私「違う人と花火大会に行ったでしょう?」
夫「そんなことないから。疲れているんだ、少し休みなよ。」

終始優しい夫でした。怪しすぎました。夫の性格上、隠していることがバレたら開き直る、でもバレないうちは誤魔化せるなら誤魔化し続けて有利でいる。それには時間はかけてでも構わないという感じです。そして私は何度も騙されてきたんです。

 

私「まいこって名前だよね?」

夫の表情がぴくっとしました。そして数分間、夫は黙り込みました。その数分間はとても長く感じました。夫は都合が悪くなったのか、本当に口をつぐみ下を向いたままで、話が一向に進まないと思いました。

 

私「知っているよ。だから話してほしいです」
夫「何をどこまで知っているの?」
私「質問で返さないで。話して。」
夫「その人のことは確かに知っている。でも、何かあったわけではない」

本当に手強い。バレないうちは平然を装うプロです。更に細かく聞いて、誘導尋問をしました。

 

私「休みの日は、私に嘘をついて密会してたよね。知っているよ。」

夫「なんで俺がそんなことをするんだよ。」
私「昨日も飲み会じゃないよね。まいこと過ごしたこと知っている」

夫「昨日は飲み会で先輩とずっといたよ。それは嘘じゃない。」

…さすが夫です。貫き通す姿勢は一流だと思います。たぶんこのままだと「知らない」で貫き通されるだけなので、私が死ぬ気で集めた証拠の内容がバレないうちに、夫には自白させたいと思いました。

私「LINEで連絡したのを見たよ。会う約束してたじゃん。毎日連絡して、好きと言い合っている仲なのに?」
夫「それは、他の同僚も一緒に会う約束してただけ。毎日連絡してないし、ふざけただけ」
私「まいこと行った花火大会のチケットが2枚ゴミ箱にあったけど。」
夫「花火大会は行った。でもまいことは行ってない」

本当にしぶとい。絶対に認めない。

私「本当にまいこと何もないというなら、証拠としてLINEを今見せて」

夫「見せる必要はない」

話し合いが進まないまま時間だけが過ぎていきました。結局この話し合いとはいえない話し合いは4時間かかったんです。果てしない攻防戦がずっと続き、すごく疲れました。カイモリ先輩からは証拠は出さないで話すべきとアドバイスをもらっていたのですが、埒が明かないので、賭けに出ました。

 

私「この写真はどう説明するの?」

夫「これは何だよ!全部わかってたのかよ!?」

写真を目にした夫は急に声を大きくして叫びました。私の方がむしろ驚いてしまい、のけぞってしまいました。夫はケンカをしても冷静な人だったので…。

 

夫「ああそうだよ、これがお前が言いたいことか?調べてたのかよ。もう知りたいことはないだろ?」

私「そうだよってどういうこと?まいこのことも教えて。私だってこんなこと知りたくなかったよ。まいこと不倫関係にあるということでいいのね?」

夫「それが全てだよ。どう思われてもいい。もういいだろ…」

 

まるで開き直って、ぼんやり認めたようなこの態度。こっちがイライラすべき事案なのに、なんか嫌な感じです。逆切れも甚だしい。終わらないこのやり取りはさらに数時間続きました。夫からは謝罪がないままひたすら時がたち、無言のままずっとずっと2人でリビングにいました。数時間がたったころ、再度私から切り出しました。

私「私は限界だったから聞いている。あなたのことが好きだったから聞いている」

 

涙がぼろぼろ出ました。もう何をしても駄目だと思い、ここで興信所を利用したきっかけと心情を話しました。そしてあのことも…。

私「不倫していたあなたは私のこと、視界にすら入ってなかったと思うけど、私は妊娠していたんだよ。そのうえあなたは離婚したいのかもしれないし、すべてが不安だった。でもこの子だけは守らなきゃと思っていた。でも、この前病院に運ばれて、流産しちゃった…」

 

私の流産の話を受けて、ハッとしてやっと私の目を見た夫。気を遣ってティッシュを取ってきたり、さすったりしていました。そして不倫の事実を認めました。私の心の中は少しだけ、どこか安堵したけど、とにかく…疲れました。夫との無言多めの14時間の話し合い。本当に疲れました。でも、やっと夫が不倫を認めたのは序章にしかすぎません。

夫は今後どうしたいのか?それを聞かなくてはなりません。安心は束の間です。私は戦うと決めたのだから、ずっと我慢してきたのだから、そして勇気を出してこの話し合いの場を設けたのだから、結果を出したいと思いました。一歩でも前に進まなきゃ。

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